年賀状を出さない割合と理由~年賀状離れの行方は?~

年賀状出さない割合と理由

PCやスマホなどの普及なども影響してか、最近は活字離れが進んでいます。
そんなことも一因しているのか、年賀状を書く人も年々減少しています。
毎年、送られてくる年賀状の束が薄くなっているような気がする、メールを使っての新年の挨拶すら減っているような……。そう実感されている人も多いでしょう。

そこで、実情を突き止めたいと、年賀状を出す人と出さない人の割合を調べてみました。

年賀状離れの行方は?

果たして年賀状離れの実態は?
結果は、出すという人が77%で、出さない人が23%でした。
これは、ある大手文具メーカーが実施した調査の結果ですが、「意外と高いんだ」というのが正直な気持ちです。

調査対象が、20代から60代の男女になっているので、もう少し詳細に分析すると、年代によってかなり差があるのではないかと思います。
そこで、年賀状を出さないと回答した人について、割合や理由などについてリサーチしてみました。




 

年賀状離れは深刻?その割合と理由について

まず、年代別に見てみると、30代以下では38.6%の人が年賀状を出さないと回答しています。
ちなみに、40代は27.5%、50代は、20.5%、60代以上は10.9%と年代が上がるにつれて、年賀状を出さない人の割合が少なくなっています。

納得できる数字ですよね!

着目すべきは、20代の状況です。この世代では50%が年賀状を出さないと回答しています。
この数字を高いとみるか、低いとみるか、判断が分かれるところですよね。

20代では、2人に1人が、年賀状を出さないと回答

でも、良く考えてみると、20代というのは、前半はまだ学生で、その後社会人になるという人が多い世代です。その点を考慮すると、20代の回答については、
もう少していねいに分析する必要があると思います。
あくまでも推測ですが、20代前半だけを見れば、さらに、年賀状を出している人が少なくなるのではないでしょうか。

調査対象にはなっていませんが、10代になると出す人が激減するかも…。調査結果にも表れていますが、年齢層が低いほど、年賀状離れが進んでいる!ということが言えるのではないかと思います。

 

 

年賀状出す人・出さない人それぞれの理由

次に、年賀状を出す人と出さない人の、それぞれの理由について見ていきましょう。
日本には、お正月には年賀状を出すという習わしがあることを、知らないという人はまずいないでしょう。そうだとするならば、出さない人にもそれなりの理由があるということになります。

 

年賀状を出す人の理由

・滅多に会えない旧知の人と交信できる契機になるから。
・毎年もらっているので出さないと失礼になるから
・日本の良き伝統だから
・ビジネスに欠かせないから
・習慣になっているから

これらの理由からだけ見ると、大きくは「年賀状にしっかりと思いを込めている人」と「儀礼的・社交的な理由から出している人」に分類できると思います。

 

年賀状を出さない人の言い分

・時間とお金がもったいないから
・メールやラインで挨拶していて必要がないから
・面倒くさいから

年賀の挨拶に対する必要性をあまり感じていないという印象の回答が多く、また、SNSなどで済ましているという答えも目立つので、やはり年齢層の低い世代では年賀状を出さない人の多いことが見て取れます。

 

年賀状を出す人、出さない人、それぞれなりの理由がありますが、個人的には、やはり日本の古き良き伝統は大切にしたいと思います。

出す人の言い分も、出さない人の言い分も一理あり

「不易流行」という言葉があります。

時代や状況が変わっても、本質的なものは決して忘れず、新しい変化に応じて、必要なところは変えていくという意味です。
年賀状の例でいえば、書く風習や伝達する手段は変化しても、日頃お世話になっている人への感謝や新しい年を迎える慶びを伝えるという気持ちは時代が変わっても大切にすべき心だということです。

そんな心の大切さは、年を重ねるごとに強くなるのかもしれませんが、年賀状を出す意味を小さい頃から子供達に教えていくことが大事だと思います。

 

 

最後に…

以上、今回は、年賀状を出す・出さない理由などについてご紹介しました。

いずれにしても、年賀状の数が年々減少していることは紛れもない事実です。
このまま減少の一途を辿るのか、はたまた増加に転じるのか、予測することは困難ですが、やはり、日本の文化は大切にしたいですよね。

もちろん、若い人たちに年賀状作りを強要する必要はありません。若い人は若い人なりのやり方で、新年のあいさつをすればいいと思います。

やはり、日本の文化は大切にしたいですよね。

繰り返しになりますが、大切なことは、感謝の気持ちと新年の慶びを相手に伝えたいという思いです。
それを伝える最も有効な手段が年賀状ということではないでしょうか。
毎年、年賀状は出さないという人も今年は少なくてもいいので、年賀状を出されてみてはいかがでしょうか。

 

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